自分探し厨の深層心理てすと【価値観辞典】

美人と結婚は苦労する?不細工とは

今や結婚してくれたら苦労はさせないからね、

と結婚のセールスマンをやっている。

題名 - 美人と結婚は苦労する?不細工とは
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結婚と苦労



こんなに不平等なことがあるのだろうか。

というぐらいに厳然とした事実としてまかり通る。



不細工はいつも結婚で苦労する。

美人はいつも結婚で苦労させない。



不細工の人生は苦労がつきもの。

美人の人生はオマケがつきもの。



不細工はバレンタインデーが大嫌い。

美人はバレンタインデーが大好きなのである。



ねえ、こんな不平等あってもいいの・・・

見た目が不細工でも食べたらうまい、結婚すると苦労するというのは嘘である。



そう、我らは見た目がいまいちでも、とにかく生きていかなくちゃならない、だから結婚して食べてくれるのなら苦労などさせない。

だって、そういう不細工の悲しい定めなんだもの、媚びてでも結婚してくれたら苦労はさせない。



だから人間、見た目じゃないよ。

中身で勝負だ、とは結婚で苦労させない不細工の処世術なのである。



なんて、そういう強がった理論でも打ち立てなきゃ、とてもじゃないけど、不細工はこの世の中では生きてはいけないのである。

人間中身である。



実にかっこうがよくて心地がいい響きなんだけど、外見も中身も自信がないという我らにとってみれば、こんなせりふ、滅多に言えたもんじゃない。

てな具合に、不憫な容姿の我らは、みんなよりも早く物分かりのよい大人に祭り上げられ、誠に都合のいい思想を身につけさせられる。



だから結婚してくれたら決して苦労はさせない、そんな境遇に強制的に追いやられているのである。

ちょっと待ってよ。



私は結婚しても苦労はかけないサ、我らって失礼だろ。

お前だけだろ、不細工は。

って、ひどいわ。


題名 - 美人と結婚は苦労する?不細工とは
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狭いよー。

って、結婚して即苦労を掛ける不満たらたらのやどかりだって、月日が経てば、しっくりと来た様子を醸し出して大人しくなる。



誰だって、いつかは分相応に、あるがままの己を受け入れて、ないものねだりは止めるのだ、だから結婚生活では苦労を掛けませんよ。

自分の持ち物はこれにてござーい、って感じにさ。



体も心も使い古してボロボロになれば、さすがに、自分の持ち物に文句を言っても仕方がないと気が付いちゃうんだ。

だから我慢して結婚して、苦労させないからね。



でも、結婚してくれたら苦労させないよという屈辱的な私でも、若かりし頃は、とにかく異性にはもてたかったものだ。

もちろん、同性の中でも、モテないんだと言わせないよう、なめられない確固たる地位を希求なんかもしたものです。

題名 - 美人と結婚は苦労する?不細工とは
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気が小さくて断れない性分なもんだから、売られた喧嘩は全部買った。

びびりながらも、なめられちゃいけないという一心で、心臓をバクバクいわせながらも虚勢を張ってもみた。



異性の場合も同じく、とりあえずは、すべての異性を恋愛の対象とした。

別に、これといって特定の誰かにもてたいっていうのがあった訳でもないのにさ。



で、それの延長線上で、今や結婚してくれたら苦労はさせないからね、と結婚のセールスマンをやっている。

すべてに柔軟に、決して慢心はせず、謙虚に結婚と苦労を研究中なのだ。

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