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自分探しの旅・本当の自分探しの方法・自分らしく生きる
自分探しの旅 自分らしく
「自分探しの旅」とか「本当の自分探しの方法」とか「自分らしく生きる」と聞けば、じゃー、今ある自分は本当の自分じゃないっていうことですか。
過去の自分も、今在る自分も、自分自身なのだから自分探しなんてする必要は無いじゃないですか。
もう既に見付けているのだからそんなことする必要はない、と言われる方がいらっしゃいます。
まったくもって、その通りだろうと思います。
その通りであるにも係わらず、では何故「自分探しの旅がはやり」、「本当の自分探しの方法が流布し」「自分らしく生きることが希求される」のでしょうか。
これらの言葉の意味するものは、どうやら、そういう意味じゃないのでしょうか。
今ある自分も確かに自分だが、本当に遣りたいことを遣っていないじゃないか、というのが含まれているんじゃないでしょうか。
現に、好きなことを遣っている人が、自分探しなんてする必要はありません。
現に好きなことがやれてる人が自分探しの旅に出る必要なんてない。
現に好きなことができている人は、本当の自分探しの方法なんて知る必要はないのです。
「自分は何が好きで」ということが分かっていて、「現に何に取り組んでいる」という人は、自分なんてものを探す必要はないのです。
「自分探しの旅」とか「本当の自分探しの方法」とか「自分らしく生きる」というのは、要するに、「自分は何が好きで、これから何に取り組むべきか」というのを探すという意味なのでしょう。
別に、自分が何が好きで何に取り組むのかを分かっていなくても、「自分探しとは一体何だ、今ある自分が本当の自分じゃないか」と言ってしまうのは、まったくの個人の自由。
でも、ほんとうに今ある自分は本当の自分ですか。
本来はこんなんじゃない。
自分はもっとすごいんだ。
自分はもっと生き生きしているはずだ。
本当の自分はもっと、もっと、もっとじゃないですか?
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