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【幸せ方程式】〜敵を知り、己を知らば、百戦危うからず〜

【幸せ方程式】〜敵を知り、己を知らば、百戦危うからず〜何が幸せの中心かを決めてしまえば、今を幸せで居られる状態を作り出しお金との絶妙なバランスを図ればいいのです


【幸せ方程式】〜敵を知り、己を知らば、百戦危うからず〜


素早く動くこと風の如く、静まること林のように、攻め込むこと火の如く、動かざること山のよう、潜(ひそ)むこと影の如く、轟(とどろ)かすこと雷のよう。

ご存知武田信玄の旗印「風林火山」は、「孫子の兵法」の一節、『故其疾如風、其徐如林、侵掠如火、不動如山、難知如陰、動如雷震』からの引用です。




中国の春秋時代の兵法家「孫武」が著したとされる「孫子の兵法」は、武田信玄の「風林火山」の例の如く、この2,500年の間、数多くの戦略家、知略家、戦術家及び軍略家達に影響を与え続けて来ました。

今では、「一般ピープルにも浸透か!」とまで言えてしまえる程に、広く受け入れられているようですが、そこはそれ、生き残りを賭けた戦いを現に繰り広げている経営者や企業家達のこと、勝てる方法とならば強く愛して止まないのです。




「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず。」

これもまた、「孫子の兵法」の有名な一節。

「敵を知り、己を知れば、百回戦っても負けはしない」との文字どおりの意味なのですが、「戦うべき時と戦わざるべき時を見極めよ」との、五箇条の仰(おおせ)の後に続く、『戦に勝つための方程式』なのです。

実際に、命の遣り取りをしなくなった現代に置き換えてみれば、『勝ち組になるための方程式』とか、『幸せになるための方程式』とか等と、呼んでしまっても良いのかもしれませんが、ここは格好良く、聞えの良い『幸せ方程式』と命名させて下さい。




更に、この方程式の目指すところを、「幸せになるため」とさせてください。

目的を、現在の戦である「お金の獲得競争に勝つため」としても良いのですが、金儲けの指南書の類(たぐい)と来たら、本屋に山をなしますから。

『知彼知己、百戦不殆。』
(敵を知り己を知らば、百回戦っても負けることはない。)

『不知彼而知己、一勝一負。』
(自己を知っているけれど相手を知らなければ、勝ったり負けたりする。)

『不知彼、不知己、毎戦必敗。』
(相手も自己も知らなければ、必ず負ける。)

と、幸せになるための『幸せ方程式』は続くのです。




我々は、物事を考える際、何らかの取っ掛かりを持たなければ、漫然としてしまって、取り留めを無くしてしまいます。

指針的なものが有ったのなら、楔(くさび)を打ちつけ、または、錨(いかり)を下ろして、そこを基点として考えることが出来たのなら、我々は本当に助かるのです。

そこで、幸せになるための『幸せ方程式』の登場となります。

「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず。」




この式の「敵」という部分に“会社”という言葉を当てはめ、「己」という部分に“自分”という言葉を当てはめてみれば、会社に於ける自分の幸せが追求できてしまえるという寸法です。

会社や上司が欲しているものを把握し、その上で自分の能力や処世術を駆使すれば、退職までの安泰も危うからず、なのです。

「敵」を“就職したい会社”とし、そこに「己の価値ある個性をアピールする」を加えれば、就職時の幸せも危うからず、なのです。

「敵」を“市場”とし、自社の製品が売れれば幸せで、売れなかったら不幸せという、直球勝負を挑(いど)んでもまた危うからず、なのです。




しかし、自社製品には精通すれど、消費者や市場のことには全く疎いとなれば、結果は売れたり売れなかったりとなります。

消費者の傾向や消費動向、市場の販売額や販売量、市場規模や市場予測、流通方法や市場シェア、消費者の購入額や消費量などを、まったく知らないのですから無理もありませんが。

これはむしろ、そんな状況下で売れる方が不思議というもの。

我が商品の優位性、優秀性を説けば、相手がどう在れ、売れる場合も有るということなのでしょうか。




自己を知っていて相手を知らない場合で、売れたり売れなかったりなのに、自己も相手も知らないとなれば、一体どうなってしまうのか?

手持ちの商品情報もろくに知らず、今からまさに売り込もうとする相手の状況、何をしている人なのか、家族構成は、またその嗜好はどうなっているのか、などを知らずして何を売ろうとするのでしょうか。

そんなもの、売れる訳がありませんね。




水が豊富に有り、環境汚染も無いという古き良き時代のお話です。

「我が社は、水を商品として売り出すことにした。」

「企画に引き続いて参加しているので、商品には熟知しており、また、市場や消費動向等も十分に調査できております。」

「これで、敵を知り、己を知ったという状況を、創り出せている訳です。」

「後は、市場に戦いを挑んで、ガンガン売りまくるのみ。」




【敵を知り、己を知らば百戦危うからず】を、誤って解釈すれば、このような事態になってしまうでしょう。

己である水の商品は十分に知ることが出来た。

水は、食堂などでサービスとして出され、無料で無限であり、安全なものであると、日本では思われています。

よし、敵である、市場のことも十分知ることが出来た。

これで【己を知り、敵を知り】の完成だ。




と、そんなことを知ったところで、水は売れませんね。

今でこそ、安全な水の確保は、自らでしなければならないことやら、また、お金を出してでも手に入れなければならないこと等は、知れ渡っていることなので、まだ戦えるというものですが、水が豊富に存在し水質汚染も無い時代と来れば、売れる訳がなかったのです。

「敵」である“消費者”に、安全で美味しい水が欲しいという、負ける要素が存在し、「己」である“水の商品”に、安全で美味しいという勝てる条件が揃った場合にこそ、危うからずは成立するのです。

「敵」が、水を欲していないところへ、「己」だけ勢い込んで、水を以って戦いに挑んだとしても、勝てる訳がないのです。




ちょっと立ち止まって、「孫子の兵法」へと真剣にアプローチしてみれば、何でもかんでも、戦えばいいっていうものでもなかったのですね。

「敵」に負けるべき理由が存在し、「己」に勝つべき理由が有る場合にのみ、初めて百戦危うからずだったのです。




「この度、新製品を発売することとなりました。」

「市場は、これを欲しています。」

この場合は勝つのです。




「この度、新製品を発売する運びとなりました。」

「市場のことは掌握しておりません。」

この場合は、売れるかどうか分かりません。

五分五分の勝負ということです。




「我が社が何を販売しているのか、市場が何を欲しているのかは、まったく承知しておりません。」

この場合は、間違いなく負けるのです。




診療台に横になり、歯の治療を受けながら、ふと思います。

理想とするライフスタイルは、どのようなイメージだろうか、と。

歯科医院と住居を兼ねた、この建物では、院長先生はおじいちゃん、副院長先生はお父さん、受付係りはお母さん、そして、ぼくちゃんはといえば、そこら辺を自由に駆け回って、楽しそうに遊んでいるのです。

休診日は、日曜と祝祭日。
診療時間は、途中1時間の昼休みを挟んで、朝9時から夜8時まで。

土曜日は、1時間半の昼休みを挟んで、朝9時から夕方5時まで、と。




豪邸とは呼べないけれど、モダンで落ち着いた、3階建ての自宅兼診療所。

ちょっと贅沢しているな、と思わせるところは、これは飽く迄、目に見える範囲だけのことなのですが、駐車場に置いてある外車2台というところでしょうか。

きっと、おじいちゃんとお父さんの趣味とするところなのでしょう。




ここでは朝から晩まで仕事漬け、家族旅行なんかする暇は、無さそうです。

でも、短時間の観察なのですが、いつも家族が一緒に居ることができて、笑顔が絶えず幸せそうです。

住居兼職場は、24時間親の教育の場であり、保育所であり、幼稚園であり、小学校であり、24時間大好きな家族と一緒に居られる、親子触れ合いの場だったのです。




さて、理想や現実はともかく、我々が普段生きて行く上での、敵とは一体誰になるのでしょう?

消費者でしょうか?
経営者や富裕層や上流階級でしょうか?

政治家や政府高官でしょうか?
それとも、ちょっと哲学的に、“己”としておきますか?

などと様々と思い付きますが、ここでは“世の中”としておきましょう。

では、その世の中は一体どうなっているのでしょうか?
「はい、お金が無いと生きて行かれないようになっています。」




「敵」は、“世の中”、お金が無いと生きていけない。

この敵に、負ける要素が存在するか?

「お金が無ければ生きていけない」のだから、お金が有るとか無いとかを意識させない程の、多くのお金を稼ぎ出すか、それとも、まったくお金が無くても暮らせるような、そんな価値観とライフスタイルを獲得してしまうか、そのどちらかになりましょうか。




「己」とは、当然のことながら、“自分”のこと。
では、その己を知るとはどういうことか?

自分の能力や力量、器量を知ることか?
それとも、自分の限界を知ることか?

そう、様々と考えられる中で、やはり「己」とは“自分の限界”か?

究極のところ、「己」のことで確実に言えること、それは、“自分は必ず死ぬ”ということなのです。




その己に、勝てる要素は存在するか?
自分は必ず死ぬけれども、それに勝つ方法!

死んでも勝つ方法!

・・・

ここまで思考が極まれば、百戦危うからずです。
己は、必ず死ぬのです。

そして、いつ死ぬか分からないのです。

その条件下で幸せになるには、死んでいない今を、大切に、そして幸せに生きることだけだと悟るしかありません。




そうか、いつ死んでもいいような生き方をすればいいんだ。
いつ死んでもいいように、今を幸せに生きればいいんだ。

己は、必ず死ぬけれど、生き方によっては、幸せになれるということだったのだ。
もう、死なんか悲しんでいられない。

不幸のままで死ぬことの方が、余程悲しいではないか。




世の中は、お金が無くては生きていかれません。

この条件も加えた上で、幸せを達成するには、繰返しになりますが、少しのお金でも、今を幸せに生きられる価値を見付け出してしまうか、それとも、今を幸せに生きることを実現しながら、多くのお金を稼ぎ出してしまうかになるのです。

「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず。」
「敵」とは“世の中”であった。

世の中は、お金が必要であった。
しかし、お金が無くても生きていかれる道もあった。

「己」とは、“己は必ず死ぬ”ことであった。
しかし、それは悲しいことでもなかった。




さて、唐突ですが質問です。
さあ、「己」を知りましょう。

あなたは、今、どのような生き方をしていますか?

〔1〕 明日死んでもいいような生き方をしている。

〔2〕 明日死んだら後悔するような生き方をしている。

〔3〕 中途半端な生き方をしている。

絶対に、どちらでもないを選ばれる方が居るだろうと思い、〔3〕を用意いたしましたが、自分が明日突然死ぬとして、今日という日は、後悔する生き方をしているのかどうなのかをお考えになって、お選びになって頂ければと思います。

そうすれば、〔3〕を選ばれる方も居ないのではと。




次に、「敵」も知ってしまいましょう。
さあ、あなたは今、どのような生き方をされていますか?

〔4〕 今を幸せに出来るだけの、お金を稼ぎ出している。

〔5〕 お金が無くても、今を幸せに出来る生き方をしている。

〔6〕 中途半端なお金を稼いでいるし、中途半端なライフスタイルを選択している。

ここでも、いづれでもないという〔6〕を用意いたしました。

ここでは、〔4〕か〔5〕を無理矢理に選ばずとも結構です。

〔6〕を選ばれた方は、「敵も知らずに生きている」ということに、お気付きではないでしょうが、なっているだけですので。




さて、〔1〕(明日死んでもいいような生き方をしている。)を選択された方は、〔4〕(今を幸せに出来るだけの、お金を稼ぎ出している。)か〔5〕(お金が無くても、今を幸せに出来る生き方をしている。)を選択して下さい。

〔4〕か〔5〕、どちらを選んで頂いても、あなたは、【己を知り、敵を知った】状態に在ります。

百戦危うからずです。




〔1〕(明日死んでもいいような生き方をしている。)と〔6〕(中途半端なお金を稼いでいるし、中途半端なライフスタイルを選択している。)を選ばれた方は、【己を知っているけれど、敵を知らない】状態に在ります。

勝負は、勝ったり負けたりです。




〔3〕(中途半端な生き方をしている。)と〔6〕(中途半端なお金を稼いでいるし、中途半端なライフスタイルを選択している。)を選ばれた方は、【己を知らず、敵も知っていない】状態に在り、必ず負けです。




「孫子の兵法」では触れられておりませんが、〔2〕(明日死んだら後悔するような生き方をしている。)を選択し、〔4〕(今を幸せに出来るだけの、お金を稼ぎ出している。)か〔5〕(お金が無くても、今を幸せに出来る生き方をしている。)を選ばれた方は、【己を知らず、敵を知っている】という状態に在ります。

「孫子の兵法」でさえ想定できずに触れられなかった、“己を知らず”。

どうやら、「孫子の兵法」に於いては、“己を知らず”なんてこと有り得なかったようですね。

まずは、“己を知る”ということは、生きて行く上で“絶対”のようです。

己を知らないなんていうことは、考えられなかったのです。




その「孫子の兵法」も語らぬものを、ここで何と言えば宜しいのでしょうか。

「世の中はお金」だと知ってはいるが、「己」を知らないがために、今日の幸せを捨て去り、ただひたすらに、お金を妄信し猛追するのみ。

とでも、表現しておけば宜しいのでしょうか。
あれっ、現代では数多くお見かけできます。




ここまでのまとめを表にしてみましょう。
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃               ┃               ┃
 ┃  敵を知らず・己を知る   ┃  敵を知り・己を知る    ┃
 ┃               ┃               ┃
 ┃  金には左右される      ┃  金を克服         ┃
 ┃               ┃               ┃
 ┃  今は幸せ         ┃  今は幸せ         ┃
 ┃               ┃               ┃
 ┃  〔1〕と〔6〕      ┃  〔1〕と、〔4〕か〔5〕 ┃
 ┃               ┃               ┃
 ┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┃
 ┃               ┃               ┃
 ┃  敵を知らず・己を知らず  ┃  敵を知り・己を知らず   ┃
 ┃               ┃               ┃
 ┃  金には左右される     ┃  金を克服         ┃
 ┃               ┃               ┃
 ┃  今は不幸せ        ┃  今は不幸せ        ┃
 ┃               ┃               ┃
 ┃  〔3〕と〔6〕       ┃  〔2〕と、〔4〕か〔5〕 ┃
 ┃               ┃               ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛




理想とするところや、また、「己」や「敵」に当てはめる言葉は、人それぞれに有るでしょうが、先に理想のライフスタイルとした、歯科医師の一家は実に理に適っています。

家族が居なくて天涯孤独ならば、働きたい時にだけ働き、後は諸国を流浪するなんていうのも、これまた理に適っていることになりましょう。

何が幸せの中心であるかを決めてしまえば、今を幸せで居られる状態を作り出し、お金との絶妙なバランスを図ればいいのです。




家族を中心軸と決めたのなら、理想のライフスタイルとした、歯科医師家族はまさに理想。

家族とずっと一緒に居ながら、お金を稼ぎ出すことが出来るのですから。
サラリーマンのようなライフスタイルでは、真似できず、羨ましい限りではないですか。

むろん、「何が幸せか」なんてことは、人それぞれです。

「なぜ、家族が幸せの軸なのか?」なんてことで、ケチをつけられても困りますので、そこんところは、ご自身でイメージしてご確認下さい。




せっかく機会です。幸せ方程式へ色々な言葉を当てはめて、ご自身の価値観を洗い出してみて下さい。

価値観を顕在化させてみてください。

「孫子の兵法」を「あなたの兵法」へと、作り替えてみてください。

案外、「敵」とは、“世の中はお金が必要である”ということに、落ち着きませんか?

「己」とは、“自分はいつ倒れるか分からず、いつ病気になるか分からず、いつ死ぬかも分からない”ということだったりしませんか?




今、働けなくなるということが、「己」を知るということであった。
働けなくなれば、お金が入らずに、生きてはいかれないということであった。

そんなことを悟ってしまえば、これからの人生どのように戦えば良いのかが、見えて来るというものです。




世界を放浪したり、フリーターをしたりして生きて行くには、少しのお金が有れば十分、との境地に達した人でも、今日倒れてしまえば、忽ちの内に生きて行かれなくなるのです。

いくらタフで、進取の気象に富んだ起業家だって同じこと。

決して不死身じゃありません。




ということは、敵を知り己を知った境地に達していたかのように見えたものも、ひとたび病気をしてしまえば、世の中も己も知り得ていなかったのだと分かってしまえるのです。

好きなことを実現していたかのように見えた、マスコミや話題を賑わす羨ましい家族達も、忽ちの内に、生きて行くのに窮するのです。

気ままなフリーターの、自己実現をしていた積もりも、そのライフスタイルも、一気に崩れ去ってしまうのです。




お金が入って来ないのなら、体が資本の労働収入から、権利収入へとシフトすることも考えなければならないとか、労働収入100%で構築されているものであれば、危険分散のために、不労所得を確保することも考えれなければならないなどと、遣り方は色々と見えて来るのです。

「今のライフスタイルが崩れ去っても、権利を確保しているから、収入の道は絶たれないよ。」

扶養している配偶者や子供が居るのなら、尚更のこと、無理やりにでも、このように頼もしく在らなければなりません。

さあ、進むべき道が色々と見えてきました。後は行動あるのみです。あなたは、どうされますか?










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