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人生に疲れた時!不自由人生に疲れた!結局人生に疲れた!
人生に疲れた時 自由人生
自由な人生とはとても不自由。
そして自由ってとっても暇。
だって、何にもすることがないんだから。
でもって、不自由人生に疲れたのだ。
人生に疲れた時、頭がおかしくなりそうなくらい。
そもそも自由なはずの我らが、なぜこんなにも不自由なんだろうか。
それはきっと、生まれてから死ぬまで間を、我らは何の変哲もない日常だと捉えてるからなんだろう。
だって日常って途轍もなく退屈だったりするのだ。
そんな人生に疲れた時。
さもありなん、である。
一度、人生は退屈だと、そう決めつければ、それが頭からはなれない。
という具合に、退屈な人生が当たり前の日常となってくる。
ああ、人生に疲れた時、ああこれは日常なのだと悟るのだ。
日常を疑わないもんだから、何にも思考しない頭は己というものを捉えられなくなる。
そんなていたらくだから、この世に生まれし者なら一度は考えるであろう疑問にさえも答えを出せないでいるのである。
なぜ私は生きるのか?
なぜ私は勉強するのか?
なぜ私は学校へ行くのか?
なぜ私は働くのか?
私は、いったい何者なんだ?
との疑問の扉は永遠に閉ざされて、我らの人生はどんよりとした虚無に支配されることとなった。
で、いっさいの日常を疑わずに我らは学校へと通いだした。
勉強し、友達を作った。
疑わないことは、問題の所在をそのままにすることだから、とても疲れる行為。
よって、それだけのことで人生に疲れた時の到来である。
就職し、真面目に働き趣味を持った。
結婚し、子供を儲けた。
それだけで人生に疲れた時。
我らは、大いなる虚無を克服せんがために目の前にぶらさがっている人生へと、一所懸命に取り組んだはずなのに。
精一杯生きて、充実感を得ようと頑張ったのに。
ただ人生に疲れた時。
人生に疲れた時、与えられた社会へと積極的に参加して契約を交わしたのだ。
学校と契約を結び、集団へと帰属し友達と契約を交わし、仲間内のルールに従った。
地域住民としての契約も結び、己を地域社会へと縛りつけた。
会社とも雇用契約を結び、己を仕事人間へと仕立て上げた。
それも人生に疲れた時、その結果である。
このようにして、常識的とされる事柄と次から次へと契約を交わし、人間関係と規則とを、己の体にぐるぐると巻きつけて、大いなる不自由を手に入れた。
自由たって、何をしていいのやら分かったもんじゃない。
そんな自由は、くれてやれ的に、社会といっぱい関係を持って、いっぱい束縛されることによって己の立ち位置を確認することにした。
私は、社会に束縛されて初めて己の存在意義を見い出すことができる。
人生に疲れた時、我らは契約中毒に陥ったのだ。
社会に触れ、他人の存在を知り、他人が生きてることを確認し、相対的に己も生きているという実感を得る。
だから、私は今こうして他人に触れている。
そして、己の存在を確かめている。
人生に疲れた時。
でも社会とこうしてかかわっている。
まだ大丈夫。
社会とのいろんな契約によって虚無は充実へと変化できる。
これで、私は正気を失わずにいられる。
人生に疲れた時。
でもまだ大丈夫。
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