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タバコの経済学 - 提供「価値辞典」
タバコ経済学
経済学なんて難しい名前を付けましたが、要するに、タバコを止めたら 幾ら得をするかと言うこと。
1日2箱のタバコを止めた。
1箱には20本のタバコが入っている。
お金の得を数えれば、270円×2箱=540円が、1日に得するお金。
もちろん、タバコを止めてから何歳で死ぬのかにも拠りますが、まあ、今後50年間は、タバコを吸うと致しましょう。
その50年間には、幾度かのタバコの値上げも有るかと思われますが、ここでは無視致します。
540円×365日=197,100円が、1年間に得するお金。
197,100円×50年=9,855,000円が、50年間に得するお金。
利子を無視してです。
次に、得する時間の話。
1本を消費するのに、費やされる時間は約5分。
5分×40本=200分が、1日に得する時間。
タバコを止めただけで、新たに、1日200分の時間を確保出来るのです。
200分×365日=7,300分。
驚くべきことに、1年間のうち、実に50日間をタバコに費やしていることが分かりました。
本当だろうか。
この計算合っているのだろうか。
我々は今まで、1日当たり200分、年間当たり50日の損失をしていた訳です。
例えばサラリーマンであれば、会社に対して1日当たり200分、年間当たり50日の損害を与えていたことになります。
休祝日を考慮していない、少し荒っぽい計算ですが。
ここには、喫煙家の反論も聞えて来そうです。
タバコを吸っている間は、ただボーとしている訳ではなく、仕事をしているのだ。
次なる新たな戦略を考えたり、アイデアを絞り出したり、練り直しているのだ、と。
中には、ただボーとしていることを、肯定したりする人も出て来るでしょう。
ただボーとして、私はリフレッシュしているのだ、と。
会社側も、ストレスを貯めて仕事をされるより、リフレッシュした人間に働いて貰いたいだろう。
と、こう来るだろう。
要するに、彼らは、膨大なお金と時間をタバコに投じることを、承知の上なのです。
彼らは、計算出来ないのではなくて、計算した上でタバコを吸っていたのです。
彼らは計算の上で会社に損害を与えていたのですから、会社側も冷徹に計算すれば良いのでしょう。
タバコの経済学の末に、誰が損をするのかも分からないような人間に、会社の経済学が任せられるか、と。
【タバコの経済学ページ関連】
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