目標設定の方法☆人生目標の設定方法!個人の目標設定
目標設定の方法 目標設定の方法 個人の目標設定
「よーし、ここはよーく覚えとけ。テストによく出るからな」
と言われて、覚えて来たものは、必ずと言っていい程まず社会に於いてお目に掛かることは無く、例え出くわしたとしても、それは、そんなもの解決して一体何の役に立つのだ、と思える程のちんけさ。
逆に、「よーし、ここは覚えとけ、社会に出れば必ず直面するからな」と言われなかったものは、社会に出れば見事に遭遇してしまう訳で、そして当然に答えの持ち合わせの無い己は、当然のことながら見事に散って行くのです。
例えば、「何のために就職するの?」とか、「仕事選びの基準は何?」とかの、絶対に覚えとけとは言われなかった問い掛けです。
これらは、まず、社会に出る前に必ずといっていい程の確率で、ぶち当たります。
しかし、「よーし、ここは覚えとけ、社会に出れば必ず直面するからな」とは、誰も言ってくれなかったが為に、「私は既に退職してしまって、未だに答えが見出せない」とか、「今となっては、もうどうでもいいよ」なんてことを言う、ピントのズレた人も出現するのです。
「いいか、よーく聞け」
「ここは絶対に出るからな。聞き漏らして死ぬ前に後悔するなよ」
「あなたは、何のために就職するの?」
「あなたの仕事選びの基準は何?」
という問い掛け。
さて、
「いいか、これらの答えは××だ。よーく頭に叩き込んでおけ」
「覚えてなきゃ、人生台無しにするぞ」
例えば、そんな気の利いたことを言ってくれる先生は、次のような気の利いたことも言ってくれるのでしょう。
「今日からこのクラスを担任することになった○○です」
「好きで教師になりました」
「よろしくっ」
「では、さっそく、いいか、××のところに、自分の好きな言葉を当てはめろ」
・・・ってね。
例えば、目標設定の仕方・・・
我々は、会社に入ったりなんかすれば、数値目標などを否応なしに設定させられたりしますが、これは、そんなふうに嫌々決めさせられる目標設定なんかじゃなくて、自分自身の人生に於ける、自分自らが決める目標設定のことです。
「嫌々」とは、ちょっと言い過ぎでしたか。
それじゃー、仮にも自分を雇ってくれている会社に対して、失礼が過ぎますか。
「それもそうだ」とお思いの方は、それじゃーこの際、「嫌々」という文言を抜いて考えて頂いても結構です。
さて、何も制限せずに頭で思うがまま、脳の許容が許すがまま、「自由に目標設定しても良いぞ」となれば、我々は、己の出来得る限りの自由な発想を以って、どれ程の凄い未来像を思い描くことが出来るのだろうか。
さぞや、眩(まばゆ)く光る目標を設定できることなのだろう。
(希望を込めて言えば)
そして、その光り輝く目標から、現在の自分の姿を差し引いてみれば、解決しなければならない課題なるものが浮き彫りとなって来るのです。
そう、目標設定から課題は出てくる。
目標−現実=課題
己の立ち位置を、自由な発想で改めて考えてみようという手法です。
逆に、現在の立ち位置を変えないことを前提にして、考える方法もあります。
視点を現在にやって、現在の積み重ねイコール目標であるとする手法です。
現実重視の方や、激変を嫌う方には、持って来いですね。
現在+積み重ね=目標
現在+現在の1歩先+現在の2歩先+現在の3歩先・・・→目標
と言う訳ですね。
まあ、目標設定の方法を組織に例えてみますれば、「目標が社長」、「現在が社員」、「社長からの厳命を以ってやるべきことを決めるトップダウン」と、「社員からの提案を目標とするボトムアップ」の2つの方法に分かれる、と説明すればもっと理解し易いでしょうか。
社長(目標)−社員(現在)=課題・・・トップダウンの手法
社員(現在)+積み重ね=社長(目標)・・・ボトムアップの手法
また、数学でよく行われる証明の手法に例えて、結論(目標)から現在を差し引いて課題を導き出す演繹(えんえき)法と、現在から結論を導き出す帰納(きのう)法とに分かれる、と言い換えればもっと分かり易いでしょうか。
結論(目標)−現在=課題・・・演繹法
現在+積み重ね=目標・・・帰納法
「なぬ、分かりにくい!」
「よーし、ここはよーく覚えとけ。テストによく出るからな」
「覚えてなきゃ、受験に失敗し、ろくな大学にも行けず、従って、ろくな会社にも就職できない。従ってお前らは不幸せな人生を送ることになるんだ」
我々は、この常識人が言う「覚えとけ」を鵜呑みにしてしまったが為に、今こうして、ろくな幸せも手にできていないのです。
これが真実です。
【目標設定の方法!人生目標の設定方法!個人の目標設定関連】
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