あなたの大嫌いな親父さんのおかげ
なんと贅沢な悩みなんでしょう。
帰る家があり、飢えることもなく、洗濯された下着も用意されている。
題名 - あなたの大嫌いな親父さんのおかげ
学校をやめたいかカナリア学生諸君！！
カナリアは、毒物に敏感だから、炭鉱や戦場によく連れて行かれたものです。
１９９５年の地下鉄サリン事件で、
オウム真理教の上九一色村の施設への強制捜査で捜査員が持っていた鳥籠に入っていたのもカナリアです。
炭鉱と同じように、学校を辞めたいと言うガス、学校にも毒ガスが充満しています。
何も考えるな。
ただ勉強しろ。
先生の言うことを聞け。
親の言うことを聞け。
ただひたすらに勉強しろ。
勉強する理由は求めるな。
そんなものは要らない。
そんなものは死んでから探せ。
ただお前は勉強しろ。
そして、社会に出て立派に働け。
納税しろ。
結婚しろ。
そして子どもを作れ。
そして、年金生活を送れ。
そしてしね。
なぜそうするかは聞くな。
答は探すな。
お前はただしぬまで勉強して働け。
あなたは、その毒ガスにいち早く気付き騒いでいるのです。
友達なんか要らない。
親と子どもは別の人格。
これでいいんじゃないでしょうか。
みんなの言うことを聞いてたら、勉強して働いてしぬだけの人生になることでしょう。
あなたの居場所は炭鉱学校には無いんじゃないでしょうか。
無いなら自分で作ればいい。
学校を辞めたいと思って。
手っ取り早く自分の居場所を作るにはホームページを作ればいい。
そして、自分の考えを書いて書いて書きまくれ。
パソコンのキーボードが壊れるまで打ちまくって、発火するまで書きまくれ。
壊れて燃え終わった頃には、居場所も出来てることでしょう。
日本では、１９１４年に６８７名・・・１９６３年に４５８名・・・１９８４年に８３名、
１９８５年に６２名の方が炭鉱事故でなくなっています。
２００５年の中国では５０００人以上がなくなってる。
学校を辞めたい？学校に行きたくない？
うん、うん。
カナリア学生諸君、４ぬんじゃないぞ、逃げ切れ。
題名 - あなたの大嫌いな親父さんのおかげ
あー。。ねえ
あなたの今のその悩み、なんと贅沢な悩みなんでしょう。
帰る家があり、飢えることもなく、洗濯された下着も用意されている。
それはみんなあなたの大嫌いな親父さんのおかげでではないですか。
まだまだ子供のあなたにそれを感謝しろとは言いませんが、
親には子供を養う義務があるように、子供は勉強をする義務があります。
それは親のためでも誰かのためではなく、将来自分ひとりの力で生活し、生きていくためにです。
あなたは誰かのため、たとえば親に言われたから学校に行き、仕方なく勉強しているのではないですか。
消極的で友達が出来ない・・・みんなは楽しそうにしているのに。
それはとてもつらいでしょう。
気持ちはわかります。
私も消極的でしたから。
確かに人の性格なんてそう簡単に変えられるものではありません。
私はもうあなたの親ぐらいの年齢ですが、昔の自分と比べて根本的には何も変わってないと感じます。
しかし。
人との付き合い方を学ぶことは出来ます。
いわゆる世渡りが上手くなる・・・ということでしょうか。
これは社会にでて、働くようになれば嫌でも身についていくものです。
今は自分のやりたいことを見つけるための準備期間です。
あなたは人より遅れていると感じているかもしれませんが、
友人と遊びに熱中している同級生に比べて、準備する時間が沢山あるのではないですか。
学校を辞めたいと思うのは安易すぎます、今はこつこつと色々な知識、
経験を積む時間と割り切ってすごしてみてはどうでしょうか。
働かず、自分のためだけに時間を使えるのは今ぐらいですよ。
本を読むのもいいでしょう。
アルバイトはどうですか？
お金を稼がなくたって、人のためになるようなこと、ボランティアだっていいのです。
親ではなく、年齢の違う人と知り合いになれればまた世界が広がります。
たまには家事を手伝ってみたりもいいですね。
とにかく何か動いてみませんか。
たとえいつも一人で居ようとも、何か信念を持っている人間は孤独に見えないものですよ。
淋しく見えるのは一人だからじゃなく、自分の惨めな気持ちがそうさせているんです。
そんな人には誰も話しかけたいと思わないでしょう？
とてもむずかしいことだと思いますが、一人でも、生き生きと楽しく過ごしていれば、
皆の態度も変わってくるのではないでしょうか。
いろいろ偉そうなことを書きましたが、あなたは志望の高校に一生懸命勉強して合格した、
私から見ればそれだけでも大変素晴らしいと思います。
私は勉強大嫌いでしたから…（笑）