価値辞典〜本音の検索〜 >> 本音と建前!一体どっちの用語辞典!  >> 確信犯・未必の故意・認識のある過失・認識のない過失

確信犯未必の故意認識のある過失認識のない過失 - 価値辞典

確信犯・未必の故意・認識のある過失・認識のない過失!刑法に触れれば、非日常の犯罪であって、刑法に触れないものは、ただの何でもない日常の「確信」「故意」「過失」「確信犯」「未必の故意」「認識のある過失」「認識のない過失」となって何のおとがめもありません。

本音検索サイト価値辞典どうでもいいことに時間と労力と人生を掛けるくらいならトップページへもっと価値辞典を!















確信犯・未必の故意・認識のある過失・認識のない過失


確信犯 未必の故意
認識のある過失
 認識のない過失


そうなるに違いないと、自らの予測や判断を信じている思考は、「確信」。 
思わしくない結果に終わることを、承知の上で何かをする場合の思考は、「故意」。

するつもりも無く、そうなるとの予測も全く無かったのに、思わしくない結果に終わってしまう時の思考は、「過失」。 

自らの信念に基づき、正しい行為と信じて行う犯罪は、「確信犯」。



思わしくない結果を事前に予想しておきながらも、なお、その行為に及んでしまう時の思考は、「未必の故意」。

・・・



中学生の頃、誰が買ったかは知らないけど、何故か我が家にあった刑法の本を、読んだ時のことを思い出します。

「確信」、「故意」、「過失」、「確信犯」、「未必の故意」、「認識のある過失」、「認識のない過失」・・・



いや、あれは、読んだなんてものじゃなかった、ペラペラっていう感じでした。

ペラペラと本を眺めて分かったことと言えば、書いていることの全部が全部難しいということと、犯罪者か、弁護士か、裁判官か、とにかく自分には関係が無いということです。



社会に出て、あの難しい言葉達に再度触れてみると、彼らは犯罪者や弁護士、裁判官などの法曹関係者だけのものじゃなくて、我々みんなのものだった、人生の道中、あちこちに存在しているものだ、と気付きます。



例えば「過失」。

我が人生を振り返って見れば、しょっちゅう「過失」を犯していたようなもの。

あなたの人生においても、そうなるとは思ってもいなかったのに、そうなってしまったことは、なかったですか。



自らに「確信」や「故意」がある場合は、勿論のこととして、「過失」がある場合も、当然、自らの人生の第一義的な責任は、自らが取るしかありません。

「確信」して行おうが、「故意」に行おうが、「過失」で行おうが、例えどのような行い方をしても、同じことです。

自分の取った行動の責任は、自分にあります。



そして、自らの行為の源が、「確信」なのか、「故意」なのか、それとも「過失」なのかを、第一義的に判断するのも、自らしか居ません。

自らの行為の結果、何故そうなったのかを、自らが判別できない場合は、第二義的に他人がしゃしゃり出て来て、審判を下したりするだけです。



自分の行為が、犯罪のような重大なもので無ければ、誰も自らを判断してくれないし、裁いてもくれない、そして、過ちを指摘してくれないし、導いてもくれない、当然責任も取ってくれないのです。

要するに、誰にも危害を与えず、自己顕示も自己主張もせず、大人しく目立たぬように、息を潜めてひっそりと暮らしている限りは、自分とは他人からすれば、どうでも良い存在なのです。



「お金はすべてに優先する」とか、「組織の維持はすべてに優先する」という信念に基づき、しかも、それを正しいと思い込み行う行為、例えば、正しいと思って、食品表示を誤魔化して売り付ける場合、これは「確信」であり、それが犯罪であるならば、「確信犯」となります。

勿論、「正しくない」とか、「悪い」と思って行っている場合は、「確信」とか「確信犯」にはなりません。



「我が社は余り業績が思わしくない、このまま行けば会社が倒産するか、自分がリストラされるだろう」と結果を事前に予測しておきながら、尚その会社に居続け、そして、結果が思った通りの、倒産やリストラであった場合は、「未必の故意」となります。

結果に対して、「止むを得ない」とか「致し方ない」と、認めてしまうと「未必の故意」、ひょっとすると、倒産するか、リストラされるかも分からない、と思いながら遣り続ける場合は、「過失犯」となります。



「このまま居続けたら、絶対にリストラされる」と分かっていながら、なお居続ける行為は、自らを傷つけることになりますので、明らかに、傷害の「故意」があり、「傷害罪」になります。



我が社は危ない、しかし、自分は一応信頼されていて、一生懸命頑張っているから、まず、そのようなことにはならないだろう、と結果の発生を認めない、この場合は、「故意」ではなく「過失」、「認識のある過失」となります。

同じ「過失」でも、地震や災害、または、予測の出来ない不慮の事故や、不測の事態などによって会社が倒産した場合は、それらが起こるとは思ってもいなかったのですから、結果の認識がない、「認識のない過失」となります。



刑法に触れれば、非日常の犯罪であって、刑法に触れないものは、ただの何でもない日常の「確信」、「故意」、「過失」、「確信犯」、「未必の故意」、「認識のある過失」、「認識のない過失」となるのです。


確信犯・未必の故意・認識のある過失ページ関連確信犯・未必の故意・認識のある過失ページ関連























価値辞典〜本音の検索〜  >> 本音と建前!一体どっちの用語辞典!  >> 確信犯・未必の故意・認識のある過失・認識のない過失

Copyright(C)2001- Kachijiten. All rights reserved.

         






Presented by Kachijiten


『価値辞典』〜本音の検索〜

「確信犯・未必の故意・認識のある過失・認識のない過失」

 Copyright(C) Kachijiten. All rights reserved.

『価値辞典』には色々な考え方が詰まってます。