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ひとり映画シネマレビュー 行きずりの街
２０１０年１１月２５（木）鑑賞
行きずりの街
映画 「行きずりの街」を観ました。
行きずりの街（ゆきずりのまち）は、志水辰夫（しみずたつお）さん、１９３６年生まれ高知県出身のミステリー小説の映画化である。
１９９２年の「このミステリーがすごい」で第１位となったベストセラー小説。
さあどんなミステリーなんだ。
見せてくれよそのミステリーを。
楽しませてくれよ、この俺を。
と、「このミステリーがすごい」と言うもんだから、私の心も期待で膨らんでいたのである。
実際、私はわくわくしながらミステリーを堪能することができた。
うん、なかなかやるもんだ。
と、人間はバカほど偉そうなのである。
だからミステリーが主題かと思ったんだけど、どうも純愛がメインのようである。
少女と恋に落ち結婚する教師。
それから教師はいたたまれなくなって離婚する。
だから世間は教師を少女をかどわかした悪党だと激しく攻め立てた。
いや実際私の中でもそう言っているのである。
何も知らないいたいけな少女を騙しやがって挙句の果てに捨てやがった、と。
でも、当時、少女にも言い分があったのである。
女子高を卒業し１９歳で一回り以年上の教師と結婚するにはそれなりの覚悟があったというような。
少女は少女なりに大人に負けないぐらいの決断を下していたのである。
決して軽はずみな気持ちからじゃない、大人に負けないぐらいの心構えで見知らぬ世界へ飛び込んでいるのである。
私は覚悟を決めて付き合ったのだと泣きながら訴えるかつての少女。
離婚から１２年が経っての再会である。
少女は女性となり、教師はおっさとなった。
くしくもお互いにひとりを守り想い続けていたのである。
二人は引き寄せられるように激しく恋に落ちていく。
額に浮かぶ本物の汗が激しさを物語る。
キャスト
 波多野和郎役は、仲村トオル（なかむらトオル）さん１９６５年生まれ東京都出身。
妻は鷲尾いさ子さん。
デビュー作は１９８５年の映画「ビー・バップ・ハイスクール」の中間徹役。
１９８６年、テレビドラマ「あぶない刑事」町田透役。
映画「行きずりの街」で小西真奈美さんから「すっかり歳をとったね」と言われるシーンがあるが、本当におっさんになってしまったと私も思う。
それ以上のおっさんになってしまっている私が言うのも何だが。
 手塚雅子役は、小西真奈美（こにしまなみ）さん、１９７８年生まれ鹿児島県出身。
ひと言で言えば、小顔である。
２００１年、バラエティ番組「ココリコミラクルタイプ」での辛辣な演技が最高であった。
 広瀬ゆかり役は、南沢奈央（みなみさわなお）さん、１９９０年生まれ埼玉県さいたま市出身。
２００９年、テレビドラマ「ダンディ・ダディ？恋愛小説家・伊崎龍之介」伊崎あかり役しか私は知らない。
 中込安弘役は、窪塚洋介（くぼづかようすけ）さん、１９７９年生まれ神奈川県横須賀市出身。
２０００年、テレビドラマ「池袋ウエストゲートパーク」の安藤タカシ役ははまっていたし、私もはまった。
２００４年、神奈川県横須賀市の自宅マンション９階から転落。
当時、自殺説がささやかれたが本人は否定をしている。
 監督は、阪本順治（さかもとじゅんじ）さん、１９５８年生まれ大阪府堺市出身。
１９８９年、赤井英和さん主演の映画「どついたるねん」で監督デビュー。
２０１０年、映画「座頭市 THE LAST」。
 主題歌は、ジャズシンガーmegさんの「再愛 〜Love you again〜」。
小室哲哉さん作曲である。
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