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ひとり映画シネマレビュー 雷桜(らいおう)
2010年11月03日(水)鑑賞
雷桜(らいおう)
映画 雷桜(らいおう)を観ました。
映画「雷桜」(らいおう)は宇江佐真理(うえざまり)さん、1949年生まれ北海道出身による遊という女性を描いた小説を原作としている。
テーマは身分違いの恋。
うーん。
なるほど。
建前的には両性の合意によって成立するという無敵の恋のはず。
でもいくら無敵の恋といえども身分の壁は超えられなかったというお話だ。
超えて欲しいな。
と思いながら見ていたけれど、そんなことをすれば殺されてしまうのである。
かつての厳しい身分制度下では。
うん。
実に嫌な時代なのである。
って、えっ、蒼井優が脱いでいる。
えっ、えっ、まじ。
って、蒼井優さんが肩まではだけている。
そして岡田将生との熱いキス。
山口百恵さん主演の映画「潮騒」の時代であれば上を下への大騒ぎであろう。
話は逸れて、「上へ下への大騒ぎ」と書こうとしたら「上を下への大騒ぎ」の方が正解のようである。
因みに、「上を下への大騒ぎ」の意味は文字通り上のものが下にあるような混乱をいうが、私の中でも「上へ下への大騒ぎ」と「上を下への大騒ぎ」が混乱していて上を下への大騒ぎとなった。
話は元に戻って、でもまあ、純粋なものを見るのは気持ちのいいものには違いない。
好きには逆らう者はなし。
なんの理屈も考えずにかくありたい、と思った観客も多いことであろう。
キャスト
清水斉道役は、岡田将生(おかだまさき)さん、1989年生まれ東京都渋谷区出身である。
2010年になって、
映画「告白」の寺田良輝役、
映画「悪人」の増尾圭吾役、
と、お目にかかること二度三度。
これも因みにだけど、二度三度とは、二度なのか、三度見たのか、と思うけど、「たびたび」とか「再三」の意味に変化する。
岡田将生さんの身長は180cm。
最近の若い者は身長が高い。
と、かくいうサイト価値辞典の作者も、おっさんではあるが身長180cmである。
清水斉道は、徳川11代将軍家斉の十七男という設定だ。
じゅ・・・十七男?
と、さっそくさくさくとググってみたら、徳川家斉には特定されるだけで16人の妻と妾がいて、男26人、女27人の子供を儲けているとのことである。
なんというハレンチ極まりない将軍であろうか。
本当の話であろうか、精力増強のためにオットセイのペニスを粉末にしたものを飲んでいたということから、オットセイ将軍と呼ばれたとのことである。
徳川家斉の子供は全国に散らばり、各藩を血縁関係により強く結びつけ幕府による統制に寄与したのである。
その子、七男に、清水徳川家斉順(1801年〜1846年)、 後に紀州徳川家当主である徳川治寶の養子というのがあるから、彼が映画主人公のモデルであろうか。
と、思ったら、二十一男に、清水徳川家斉彊(1820年〜1849年) 、後に紀州徳川家当主である徳川斉順の養子となるとあるので、どちらがどうなのだろう。
と、まあ、どちらでもいいというものですか。
その他には、
四男、敬之助は、尾張徳川家当主徳川宗睦の養子、
十二男、斉荘は、田安徳川家、徳川斉匡の養子となり、後に尾張徳川家当主、徳川斉温の養子となる、
二十二男、斉善は福井藩主、松平斉承の養子、
二十五男、斉省は、川越藩主、松平斉典の養子、
二十六男、斉宣は、明石藩主、松平斉韶の養子、
十九男、斉温は、尾張徳川家当主、徳川斉朝養子、
となっている。
さらにその子たち、徳川家斉の孫に至ると、
徳川家定、13代将軍、
徳川慶昌、一橋徳川家第6代当主、
前田慶寧、加賀藩第13代藩主、
池田慶栄、鳥取藩第11代藩主、
徳川家茂14代将軍、
蜂須賀茂韶、徳島藩最後の藩主、
徳川昌丸、一橋徳川家第8代当主、
と、外様大名の藩主の地位をも乗っ取っているのである。
雷遊(瀬田村庄屋の娘)役は、蒼井優(あおいゆう)さん、1985年生まれ福岡県春日市出身。
2010年、映画「FLOWERS-フラワーズ- 」の凛役である。
私は惜しくも見逃してしまった映画である。
瀬田助次郎(遊の兄)役は、小出恵介(こいでけいすけ)さん、1984年生まれ、東京都渋谷区出身。
2010年、映画「シュアリー・サムデイ」喜志巧役である。
榎戸角之進(清水家御用人)役は、柄本明(えもとあきら)さん、1948年生まれ、東京都出身。
2010年、映画「悪人」の石橋佳男役。
2010年、映画「桜田門外ノ変」の金子孫二郎役。
とお目にかかってる。
田中理右衛門(遊の育ての親)役は時任三郎(ときとうさぶろう)さん、1958年生まれ大阪府松原市出身。
身長は188cmである。
最近の子供は身長が・・・、いや彼は私よりも年上である。
あっそうそう、因みに徳川家斉の身長は156.6cmであったとされる。
徳川将軍15人の中で5番目の長身だとか。
将軍の中では大柄の方であったようである。
たえ(遊の母)役は、宮崎美子(みやざきよしこ)さん、1958年熊本県出身。
身長156cm。
将軍徳川家斉よりも長身となる。
彼女は朝のドラマ「元気です!」(1980年〜1981年)が印象的でああった。
また、吉田拓郎さんが主題歌「元気です!」を歌うってことで友達が大騒ぎしていたのを覚えている。
1980年、ミノルタ一眼レフカメラ「X-7」のテレビCMが放映された。
木陰でTシャツとGパンを脱いでビキニ姿になるという衝撃波は中高生のハートを打ち抜いた。
youtubeで当時のCMを見てみると、59,500円、ケース3,000円と定価がはっきりと映し出されて時代を感じるじゃないか。
話はまた逸れて。
定価とは書籍や音楽などの再販売価格維持が認められた商品の値段をいう。
それとは分けて、その他の商品では、定価の代わりに希望小売価格というのが使われるようになっていた。
定価、希望小売価格ともに、値引きや値上げは一切認められない。
必ず販売しなければならないという値段となっている。
当時、家電製品の二重価格問題というのがあり、2000年頃からは、希望小売価格の設定を止めてオープン価格に移行する傾向にあったのだ。
値引きが「二割三割当たり前」と言われたら、いったい定価とは何の意味があるのかというのも当たり前の疑問である。
二割三割当たり前価格が当たり前価格ではないのかということが問題となり、公正取引委員会により、15%以上の値引きが市場の2/3以上で、20%以上の値引きが市場の1/2以上で行われている場合は二重価格であるという基準が設けられている。
オープン価格とは、実際販売価格、すなわち実際の売価のことである。
売価だから、二割三割当たり前価格が売価となるのである。
監督は映画「余命1ヶ月の花嫁」の廣木隆一(ひろきりゅういち)さん、1954年福島県出身である。
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