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ひとり映画シネマレビュー ハナミズキ

映画ハナミズキ。東京の大学へ通う紗枝と漁師の康平が遠距離恋愛を始めるも、すれ違いから別れを選ぶことになる。泣けてもいいはずなのに泣けなかったことが悔しい。純粋さを感じるには少々歳をとり過ぎたか。甘酸っぱい味覚が敏感なのは年寄の証明か。

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ひとり映画シネマレビュー ハナミズキ

2010年8月31日(火)鑑賞


映画 ハナミズキを観ました。

ハナミズキ

ハナミズキ




泣けてもいいはずなのに泣けなかったことが悔しいな。
それとも何か?
純粋さを感じるには少々歳をとり過ぎたのか。

でも、甘酸っぱい!
甘酸っぱい味覚が敏感なのは年寄の証明か。

高校生の青すぎる恋愛がまぶしかった。
高校生が青春がまぶしいのもとり寄りの証拠か。

「君と好きな人が百年続きますように」と、連戦連敗で傷ついて氷のように冷めてしまった私の心のポンプに問いかける。



「離れても大丈夫だよね」、という遠距離恋愛は私の人生経験上ダメになるのは分かってた。
案の定、画面上の遠く引き離された純愛もダメになる。
距離に比例して心も通わなくなる。

「俺の気持ちは一生変わんねーから」、という勢いのいい気持ちは色あせていくのを私は知っている。


勢いが余れば「お前のためなら死ねる」と口走ったりするが、よその異性になびいて行くような奴のためになんか死ねるものか。

ただの口から出まかせであることを私は知っている。
それほどに本気の気持ちを押し通すことがどんなに困難であるかを私は知っているのだ。



いろんな障害を乗り越えられずに本当に好きな者同士は結婚せずに、そして寂しさを紛らわすかのように仮の人と結婚してしまう。

結婚は旬ものである。
でも愛情には時期はない。
永遠であることを願いたい。

この矛盾が人を適度に妥協させて行く。
うん、うん、よくある話だ、ホント胸が痛いよ、と身につまされる。



それぞれの夢を追いかけるかどうか。
誰もがぶつかる大問題。

恋愛のために夢の実現が危うくなっている。
誰もが遭遇する危機である。

人は夢のために好きな人と別れられるか?
そう、誰もが決断をせまられる。

恋愛で飯は食えない。
うん、うん、痛いこところをついてくるじゃないか。

そして私は、夢のために純愛が邪魔になってくることを知っている。
そして夢のために好きな者たちは別れていくのをこの目で見てきた。



「本気で誰かを好きになって後悔のない恋愛をしてほしい」、とは誰もが抱く理想であろう。でもそんな理想を押し通しては生きていけないことはみんな知っているのだ。

10年かけた本気の恋か。
10年目に実れば報われるが、普通は本気の恋を10年間引きずってもがき苦しみ恋愛神経を麻痺させていくのである。



いろいろと回り道をし、そして恋愛にこり、結局、何が一番大切だったのかを人は思う。

青臭いことは言ってられない歳である。
いろんなものを捨てなきゃいけない歳でもある。

本気の恋。
純愛。
これが欲しい。

と、年寄は答えを知ってしまうのだ。
なんともまあ罪作りな映画であろうか。
なんともまあセンセーショナルな問題を提起するのだろうか。



その大問題をきれいに解決してみせたのが映画ハナミズキであろう。
死別も離婚も奇麗に描き切った。

現実世界では、こうはいかない。
現実世界では子どもの親権や養育費で泥まみれになる。

離婚なんてものは醜い骨肉の争いなのである。
映画のようには純粋な愛情だけではすまされない。

でも、誰もが思い描いているはずだろう。
映画みたいな奇跡が起こるってくれたらどんなにいいことか、と。



ハナミズキは、一青窈さんがアメリカ同時多発テロ事件発生時、ニューヨークの友人からもらった一通のメールをきっかけに書き綴った「ハナミズキ」をモチーフにして作られた10年にもわたるラブストーリーである。

東京の大学へ通う紗枝と漁師の康平が遠距離恋愛を始めるも、すれ違いから別れを選ぶことになり、別れ、そして別の出会い、結婚、そしてまた分かれ・・・再会。

監督:「いま、会いにゆきます」、「涙そうそう」の土井裕泰
紗枝役:新垣結衣
康平役:生田斗真
紗枝の大学の先輩役:向井理
紗枝の母親役:薬師丸ひろ子

薬師丸ひろ子さんが最高だった。
「・・・ないっしょ」、「・・・ないっしょ」という北海道弁がはまってたし、少なくとも私はそれにはまった。
薬師丸ひろ子さんがお母さん役か・・・
セラー服を着て機関銃を持ってたのにな、と思えば、どうりで私も歳をとるはずである。

撮影の舞台は、北海道釧路、浜中十景アゼチの岬、霧多布岬。
カナダの東海岸ノバスコシア州ペキーズコープの灯台、おもちゃ箱のようなきれいな街並み世界遺産ルーネンバーグ。
こんなにすばらしいところが地球上にあるんですね。
死ぬまでには一度行ってみたいな、と純粋に思わされてしまったよ。



※因みに釧路浜中十景
1.霧多布岬(きりたっぷみさき)
2.アゼチ岬
3.霧多布湿原
4.榊町展望台
5.幌戸沼
6.酪農展望台
7.嶮暮帰島
8.琵琶瀬展望台
9.火散布沼
10. 立岩・涙岬



「ハナミズキ」

作詞:一青窈
作曲:マシコタツロウ
唄:一青窈(ひととよう)

因みに、一青(ひとと)のルーツは石川県の能登に鳥屋町一青という地名である。


空を押し上げて
手を伸ばす君 五月のこと
どうか来てほしい
水際まで来てほしい
つぼみをあげよう
庭のハナミズキ

薄紅色の可愛い君のね
果てない夢がちゃんと終わりますように
君と好きな人が百年続きますように


夏は暑過ぎて
僕から気持ちは重すぎて
一緒に渡るには
きっと船が沈んじゃう
どうぞゆきなさい お先にゆきなさい

僕の我慢がいつか実を結び
果てない波がちゃんと止まりますように
君と好きな人が百年続きますように


ひらり蝶々を
追いかけて白い帆を揚げて
母の日になれば
ミズキの葉、贈って下さい
待たなくてもいいよ 知らなくてもいいよ

薄紅色の可愛い君のね
果てない夢がちゃんと終わりますように
君と好きな人が百年続きますように

僕の我慢がいつか実を結び
果てない波がちゃんと止まりますように
君と好きな人が百年続きますように

君と好きな人が百年続きますように






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