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新聞社説コラム中毒新聞社説コラムを読まないと落ち着かない

新聞社説コラム中毒新聞社説コラムを読まないと落ち着かない!毎日の出来事に拘泥し、明日も読まなきゃ気が落ち着かないし、明後日も読まなきゃ居心地が悪くなる。毎日の出来事中毒。新聞記事中毒。新聞社説中毒。新聞コラム中毒と言えてしまうだろう。

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新聞社説コラム中毒☆新聞社説コラムを読まないと落ち着かない


新聞社説コラム


新聞なんか読むからバカになるのだ。
新聞を読むという意味は己を毎日の出来事から逃れられなくするということである。

毎日の出来事に拘泥し、明日も読まなきゃ気が落ち着かないし、明後日も読まなきゃ居心地が悪くなるということなのである。

まあ言ってみれば毎日の出来事中毒。
新聞記事中毒。
新聞社説中毒。
新聞コラム中毒
と言えてしまうだろうか。



私はまったく新聞を読まない。

学生の頃は受験処世術で新聞の社説やコラムを読むことが推奨されていたので読んだこともあったが、社会に出てからは全くと言っていいほど読まなくなってしまった。

新聞を読むということは社会の出来事で飯を食ってるということになる。
ということは、社会の出来事に自分の行動も喜怒哀楽も左右されるということになる。

そのためには携帯電話を携行しなければならないし、何が起こるか分からないという不自由を背負い込むことなのである。



私は社会人というものは新聞を読まなければならないという風潮に反発した。
私の先輩方が新聞に縛り付けられ会社に縛り付けられ身動きができないで苦しむポストを忌避した。

新聞なんて読まなくてもりっぱに生きて行かれるんだよ。
むしろ読まない方が安寧な生活が保障されるぐらいだ。

新聞とは関係のない生活の獲得。
これこそが我らの目標となる。


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*^o^*――――――*^o^* 『価値辞典』〜本音の検索〜 *^o^*――――――*^o^*
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2002年5月6日(月)第21号 発行総数 776 部 http://www.kachijiten.com/
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------目次----------------------------------------------------------
○新聞ぐらい読め
○お勧めメールマガジン紹介
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│ ▽▽ 新聞ぐらい読め ▽▽
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「新聞ぐらい読め」

あなたは、この言葉を誰かから言われたことはありますか。

面と向かって言われたことがなくても、会社、学校、そして世間には、世の中の動きを知らなければやって行けない、という雰囲気が漫然としてあることを感じたことはないでしょうか。

会社においては、世の中の動きを知らなければ、お客様、得意先との会話にも支障を来たすことになり、また、会社全体の問題としては、お客様の求める商品開発にも遅れを取ることにも成りかねません。

世の中の動向を察知し、対応策を立て、すばやく実行し、先手を打たなければ勝ち残っては行けないのです。

社内の人間関係においても、新聞を読んでいるかいないかで、話がうまく行ったり、仕事がスムーズに進んだりするものです。

また、その人の評価にも影響を与えるものとなっています。

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ここからは、ある会社の上司と部下の会話です。

上司:「君、これ知ってるかね」

部下:「いいえ、知りません」

上司:「今日の新聞を見ていないのかね」

部下:「すみません。見ていません」

上司:「君、仕事に関係している記事は、読んだ方が良いよ」

「お金を貰っている以上、一生懸命にする必要があり、関係のある出来事ぐらい知らないと、世の中の進む方向を先読みすることが出来ず、仕事にならないじゃないか」

「新聞ぐらい読め!」

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以上の会話から、会社の上司は、一見、常識のある社会人らしく当たり前のことを言っているようにうかがえます。

しかし、会社の上司は、今までの人生において、何十年と新聞を読んで来た結果、今、一体何がどうなったというのでしょうか。

新聞から、先読みが出来るのなら、リストラや倒産の記事を読んで、人任せ、会社任せの人生では不安定であることを悟り、ダブルワーク、転職の準備をしたり、手に職を付け、資格を取るなどをしているとでも言うのでしょうか。

我が社は潰れない、我が社が私をリストラする筈がない、これから、私を含め社員が頑張るから潰れる心配はない、私は今まで同様、今後も頑張るのでリストラされる筈がない、などの全く先が読めていない情緒的な判断を下しているのでしょうか。

少子高齢化の記事を読んで、老後の年金は危ない、これからは老後の生活資金は自ら責任を持つしかなく、今から準備をしなければ間に合わないことが分かり、資金を調達する算段をしたり、老後でも働けるように準備をしているとでも言うのでしょうか。

年金が貰えない訳がない、もし、そうなったとしても国がなんとかしてくれる筈だ、などの全く根拠のない無防備、無用心な考え方をしているのでしょうか。

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更に、新聞を読んでいると、これからは会社に就くのではなく職に就く、会社のためではなく自分のために働く時代だ、との流れを読み取ることができます。

また、年功や学歴、経歴ではなく、自分の個性、能力で食べていく時代であると分かります。

何十年と新聞を読んでいる会社の上司なら、そんなことは真っ先に読み取って、既に対策を打っているのでしょうか。

会社で与えられた枠組みの中でのみ先読みをし、対応してきたのと同様に、自分のことに関しても対策を打って実行している、とでも言うのでしょうか。

先読みと言いながら、先読みをしていない、ただ単純に、与えられた仕事に関係しているから読め、と言っているに過ぎないのではないでしょうか。

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これは、自分の目標、終着点を、現在所属している会社での定年退職に、置いているために起こってしまうものなのです。

先読みをするのなら、新聞記事が示唆するものを汲み取ったのなら、自分の最終目標は、自分らしく個性を生かせた、幸せな人生を送ること、と分かる筈です。

終着点は、定年退職ではなくて、死ぬまでの人生となるのです。

退職後、何もすることが無く、路頭に迷うのが見えているのなら、こんなことは新聞を読むまでもなく分かりきったことですが、会社に左右されない、退職の無い生き方を、今すぐにでも探すべきです。

人生の目標が、幸せな人生を送ることだと分かったのなら、好きでもない、或いは、嫌いである仕事に没頭するのではなく、好きなことを探すべきなのです。

会社というものは、没頭すればするほど、その枠からは抜け出せず、逆に、没頭しなければ追い出されるもの。

一生懸命に働けば働くほど、周りが見えなくなり、自分を変えるチャンスを逸し、力を抜けば途端に無用な存在に追いやられ、収入を失う仕組みなのです。

とは言え、自分の目標、終着点に向けての準備をする余裕がない訳ではありません。

要は、自分が準備するかしないか、の問題です。

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本当に新聞を読んでいて、先読みが出来る上司なら、次のように言うことでしょう。

「仕事は自分そのもの。人生そのもの。嫌いな仕事を不幸にして今やっているならば、また、幸いにしてそのことに気が付いたのであれば、好きな仕事に変わる努力をするべきです」

「仕事を変わるまでの間、今の仕事については、いい加減にするのではなくて、自分が決断したことへの責任と共に、日々の行動が人生そのものであるとの考え方から一生懸命にする必要があるが、変化のための準備を整える時間はたくさんあります」

と。

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ここで、結論を言ってしまえば、新聞なんて読まなくても良い、となってしまいます。

読む理由があるとすれば、自分らしい人生を送ることが出来る好きなことを見つけるため、ただこの一点だけです。

それを見つけてしまえば、より深めるために必要ならば読めば良いだけであって、会社の上司が言うような意味での新聞を読む必要はないと言えます。

新聞記事の示唆しているものから、自分の探すべきものさえ見つけ出すことができれば、瑣末雑多な日々の出来事を追う必要はないのです。

自分の立つべき土台さえしっかり出来てしまえば、世の中に何が起ころうが関係がないものです。

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次に、学校においてのこの言葉は、新聞の記事・コラムは、入試にでるから読む方が良い、という程度の意味でしょうか。

世の中の動きを知り、今後を予想し、自分の進路を決める参考にしろ、なんて言っているのを見たことも聞いたこともありませんから。

仮に言ったとすれば、言った本人が世の中の動きと、今後の予想に対しての見解、自分の価値判断を示さなくてはならない羽目になってしまいます。

好きで成った人を除いて、もし、そのような芸当ができるのであれば、そんな人は、学校の先生をしていないのではないでしょうか。

先が読めるのですから、自分の人生に対しての判断も出来、その判断に従って行動している筈だから。

お金を儲ける手段として学校の先生を捉えた人ならば、会社の上司と同じく、「新聞を読め。」の意味するところは、仕事上必要であること、この場合は入試対策となるのです。

もしかすると、世の中のことを知ってれば、常識があるように、見識深いように見え、将来何かの役に立つ、ぐらいの程度で言っている場合もあるかもしれません。

人を教育する立場になっても、尚、新聞を読み続けた結果において、好きなことひとつ見つけることが出来ないで居るのに、生徒に対しては、将来何かの役に立つから読め、とはどのような思考からくるものなのでしょうか。

自分に役立っていないものを、他人にも平気で勧めているのです。

「新聞を読め」と言っている本人自身、何故読むのかを未だに知らず、また、長年読んだ結果が自分自身であることが、見えていないのです。


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