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税金の無駄使い☆全国植樹祭・育樹祭での税金の無駄使い?
税金の無駄使い
書いたところでというのが世の中にはいっぱいある。
税金の無駄使いだと言ったところで、それがどうしたということもいっぱいある。
緑豊かな山の樹木を税金で伐採する。
伐採された後の禿山に樹木を数本税金で植える。
そして緑の大切さを主張するわけさ。
とは、税金の無駄使いであり、やり方が本末転倒である。
という主張は今のところどこにも存在しない。
1950年に山梨県で第1回大会が開催されて以来、全国植樹祭は国土緑化運動の一環として毎年春に開催されている。
全国植樹祭を主催するのは、国土緑化推進機構と開催都道府県。
全国植樹祭式典では、天皇の「お言葉」、天皇・皇后による「お手植え・お手まき」の行事が行われる。
2009年からは天皇の公務負担軽減策として植樹祭式典での「お言葉」がなくなっている。
1977年からは、毎年秋に全国植樹祭で天皇・皇后の手植え・手まきによって成長した木の手入れを行う全国育樹祭が新たに行われるようになり、これには皇太子・皇太子妃が出席するようになっている。
第1回大会の会場がどこだったか調べたがどうにも分からない。
検索しても何も出てこない。
何を調べたらいいんだろうか。
はて、困った。
と、ここで社団法人国土緑化推進機構というのが目にとまった。
全国植樹祭を主催するのはこの社団法人国土緑化推進機構と開催都道府県である。
社団法人国土緑化推進機構は、東京都千代田区に本部を置く林野庁所管の公益法人。
法人の主な目的は、国土緑化運動の推進である。
主な事業は、全国植樹祭、全国育樹祭、緑の募金、緑の少年団などである。
1950年設立だから第1回大会に合わせて作られたようである。
1967年法人化。
なにやら税金の無駄使いの臭いがしてくる。
本部所在地は、東京都千代田区平河町2−7−5砂防会館となっている。
砂防会館・・・!
確かロッキード事件の時によく耳にした記憶がある。
砂防会館を調べてみる。
砂防会館(さぼうかいかん)は、社団法人全国治水砂防協会が本部を置き、管理運営する会館である。
また社団法人が出てきた。
社団法人全国治水砂防協会か。
これは国土交通省河川局所管の公益法人であるようだ。
会員は、市町村から構成されており、現在約1500会員。
目的は、砂防、地すべり並びに急傾斜地の崩壊、がけ崩れ対策に必要な方策を考究するなどによって、もって公共の福祉の増進に寄与するである。
1940年4月の設立。
歴代会長は4代田中角栄氏、6代金丸信氏、8代綿貫民輔氏となっている。
税金の無駄使いの臭いがプンプンしてくる。
さて砂防会館である。
本館
完成:1957年8月28日
建物:地上5階、地下2階建て
主な施設
全国治水砂防協会(事務局、会議室、会員談話室)
砂防図書館
赤木正雄資料室
(赤木正雄氏は「砂防の父」「砂防の神様」と呼ばれているらしい人物である農学博士であり政治家である)
多目的ホール「砂防会館ホール」(800人収容)
別館
完成:1984年3月
建物 地上7階、地下1階建て
主な施設
全国治水砂防協会(役員室、会議室)
多目的会議室「シェーンバッハ・サボー」(最大1200人収容)
シェーンバッハって何だろう。
検索しても分からない。
砂防会館が完成すると同時に自民党本部が2階と3階に、1966年の自由民主会館竣工までテナントとして入居していたようである。
また、自民党最大派閥木曜クラブ(田中派)の派閥事務所と田中角栄の個人事務所もあったようだ。
ロッキード事件の現金授受の場所とされていて、だから「砂防会館・砂防会館・・・」というのがかすかに耳に残っていたのか。
全国植樹祭はすでに2巡目に突入している。
2巡目になっても、なくならないのはなぜだろうか?
次から次へと税金の無駄使いが増えていくのはなぜだろうか?
と、政治家と官僚の権益確保と利権絡みが如実に浮かび上がってくるのである。
全国植樹祭のために山を切り開き芝生を植えた公園にして、ところどころに植樹をする。
こうして以前は緑深き山だったという公園が全国に一つずつ作られていったのである。
これは国土を緑化するためにされていることだ。
緑化推進のために緑を伐採する。
これを税金の無駄使いだと考える人は皆無に等しい。
全国植樹祭 |
全国育樹祭 |
第1回:1950年 山梨県(1巡目) |
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第2回:1951年 群馬県(1) |
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第3回:1952年 静岡県(1) |
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第4回:1953年 千葉県(1) |
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第5回:1954年 兵庫県(1) |
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第6回:1955年 宮城県(1) |
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第7回:1956年 山口県(1) |
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第8回:1957年 岐阜県(1) |
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第9回:1958年 大分県(1) |
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第10回:1959年 埼玉県(1) |
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第11回:1960年 山形県(1) |
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第12回:1961年 北海道(1) |
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第13回:1962年 福井県(1) |
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第14回:1963年 青森県(1) |
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第15回:1964年 長野県(1) |
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第16回:1965年 鳥取県(1) |
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第17回:1966年 愛媛県(1) |
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第18回:1967年 岡山県(1) |
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第19回:1968年 秋田県(1) |
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第20回:1969年 富山県(1) |
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第21回:1970年 福島県(1) |
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第22回:1971年 島根(1)・広島(1) |
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第23回:1972年 新潟県(1) |
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第24回:1973年 宮崎県(1) |
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第25回:1974年 岩手県(1) |
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第26回:1975年 滋賀県(1) |
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第27回:1976年 茨城県(1) |
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第28回:1977年 和歌山県(1) |
第1回:大分県(1) |
第29回:1978年 高知県(1) |
第2回:秋田県(1) |
第30回:1979年 愛知県(1) |
第3回:福岡県(1) |
第31回:1980年 三重県(1) |
第4回:福井県(1) |
第32回:1981年 奈良県(1) |
第5回:新潟県(1) |
第33回:1982年 栃木県(1) |
第6回:長野県(1) |
第34回:1983年 石川県(1) |
第7回:富山県(1) |
第35回:1984年 鹿児島県(1) |
第8回:岩手県(1) |
第36回:1985年 熊本県(1) |
第9回:千葉県(1) |
第37回:1986年 大阪府(1) |
第10回:宮崎県(1) |
第38回:1987年 佐賀県(1) |
第11回:北海道(1) |
第39回:1988年 香川県(1) 満濃池森林公園 |
第12回:山形県(1) |
第40回:1989年 徳島県(1)
神山森林公園 |
第13回:茨城県(1) |
第41回:1990年 長崎県(1) 百花台公園・百花台森林公園 |
第14回:山梨県(1) |
第42回:1991年 京都府(1) |
第15回:島根県(1) |
第43回:1992年 福岡県(1) |
第16回:高知県(1) |
第44回:1993年 沖縄県(1) |
第17回:三重県(1) |
第45回:1994年 兵庫県(2巡目突入) |
第18回:石川県(1) |
第46回:1995年 広島県(2) |
第19回:滋賀県(1) |
第47回:1996年 東京都(1) |
第20回:栃木県(1) |
第48回:1997年 宮城県(2) |
第21回:青森県(1) |
第49回:1998年 群馬県(2) |
第22回:鳥取県(1) |
第50回:1999年 静岡県(2) |
第23回:大阪府(1) |
第51回:2000年 大分県(2) |
第24回:福島県(1) |
第52回:2001年 山梨県(2) |
第25回:鹿児島県(1) |
第53回:2002年 山形県(2) |
第26回:佐賀県(1) |
第54回:2003年 千葉県(2) |
第27回:愛知県(1) |
第55回:2004年 宮崎県(2) |
第28回:徳島県(1)
神山森林公園 |
第56回:2005年 茨城県(2) |
第29回:兵庫県(1) |
第57回:2006年 岐阜県(2) |
第30回:広島県(1) |
第58回:2007年 北海道(2) |
第31回:熊本県(1) 阿蘇みんなの森 |
第59回:2008年 秋田県(2) |
第32回:愛媛県(1) |
第60回:2009年 福井県(2)
福井市脇三ケ町および朝谷町 |
第33回:長崎県(1) 百花台公園・百花台森林公園 |
第61回:2010年 神奈川県(1)
植樹:足柄森林公園 |
第34回:群馬県(1)
県立森林公園21世紀の森 |
第62回:2011年 和歌山県(2)
新庄総合公園 |
第35回:奈良県(1)
平城京跡 |
第63回:2012年 山口県(2) 山口県山口市阿知須・きらら浜 |
第36回:静岡県(1)
静岡県伊豆市あまぎの森 |
いかがだろうか?
全国植樹祭や全国育樹祭を税金の無駄使いだと考える人もいる。
その反面、まったくもってそんな、すなわち税金の無駄使いだという声を上げない人もいる。
全国植樹祭会場へ数十年後に全国育樹祭がやってきた場合は、再び税金が投入されて、みすぼらしくないように道路の補修などが行われるのである。
お偉いさんがデコボコの道を走らないように、荒れ果てた公園になっていないようにと、その日のために多額の税金が投入されるのである。
そこにまた、2巡目の全国植樹祭がやってくる。
新たに樹木を伐採し禿山として公園を作り出すもの。
前回の全国植樹祭会場、全国育樹祭会場に再々税金を投入して整備するわけである。
でも現場の公務員は知っている。
ああ、もったいない。
税金の無駄使いにもほどがある。
とは、口にするけれど。
むろん、仕事は仕事であり私情は挟まない。
と、税金の無駄使いとは思わない公務員も大勢いたりする。
だから一向に税金の無駄使いはなくなる気配さえない。
もちろん、国民はこんな税金の無駄使いぶりを知る由はない。
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