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SMAP世界に一つだけの花
ナンバーワンの凋落とオンリーワンの大流行!

SMAP世界に一つだけの花結局あなたはオンリーワンではなく、会社で上から何番目であるかを競っていたこと、銀行に預けたお金の量が幾らなのかを競っていたこと、日本でどの位の地位にいて、どの程度の幸せであるかを競っていただけだと気付くのだ。

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SMAP!世界に一つだけの花!
ナンバーワンの凋落とオンリーワンの大流行!


スマップ SMAP 世界に一つだけの花
ナンバーワン オンリーワン


オンリーワンが大流行、猫も杓子もオンリーワン。
いつの間にか、人々は、オンリーワン、オンリーワンの大合唱。

テレビや雑誌からは、「オンリーワンの自分」、「オンリーワンの存在」、「オンリーワンを目指そう!」、「オンリーワン企業」、「オンリーワン技術」などなどと、それこそオンリーワンは、世の中に溢れんばかりなのです。



作詞:槇原敬之、作曲:槇原敬之、歌:SMAPの『世界に一つだけの花』にも、“ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン”というフレーズが登場致します。



スマップの2003年第1弾となった『世界に一つだけの花』は、売れに売れ、200万枚を突破。

2002年のアルバム『Drink! Smap!』からのシングルカットで、草薙剛主演ドラマ『僕の生きる道』の主題歌や、高校野球の行進曲に決まったり、紅白歌合戦で“大トリ”を飾る一方、レコード大賞では辞退する、という風な話題の豊富さです。

この国民的歌を、四の五のとレビューする前に、まずは一緒に、ご一読。



『世界に一つだけの花』

作詞:槇原 敬之 作曲:槇原 敬之 歌:SMAP

♪花屋の店先に並んだ いろんな花を見ていた♪
♪ひとそれぞれ好みはあるけど どれもみんなきれいだね♪

♪この中で誰が一番だなんて 争うこともしないで♪
♪バケツの中誇らしげに しゃんと胸を張っている♪

♪それなのに僕ら人間は どうしてこうも比べたがる?♪
♪一人一人違うのにその中で 一番になりたがる?♪

♪そうさ僕らは 世界に一つだけの花♪
♪一人一人違う種を持つ その花を咲かせることだけに♪

♪一生懸命になればいい♪



♪困ったように笑いながら ずっと迷ってる人がいる♪
♪頑張って咲いた花はどれも きれいだから仕方ないね♪

♪やっと店から出てきた その人が抱えていた♪
♪色とりどりの花束と うれしそうな横顔♪

♪名前も知らなかったけれど あの日僕に笑顔をくれた♪
♪誰も気づかないような場所で 咲いてた花のように♪

♪そうさ僕らも 世界に一つだけの花♪
♪一人一人違う種を持つ その花を咲かせることだけに♪

♪一生懸命になればいい♪
♪小さい花や大きな花 一つとして同じものはないから♪

♪NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one♪



普段から歌なんか聞いたことがない、とか、アイドルなんかに興味がない、とか、テレビなんか見ない、と言ってのける方が読まれても、良い詩だと思うんじゃないだろうか。

素直に心に染み入る、本当に素晴らしい歌だと思います。



そして更に、後程に続く、「戦争なんてないほうがいい」という歌詞が、イラク戦争勃発という騒然とした世相と相俟(あいま)って、「反戦歌の称号まで獲得か?」、と言ってしまっては少々不謹慎でしょうか。

戦争という、販売戦略なんかではコントロールのしようのない要素も加わり、とにかく“運強い”、と言ってしまっては、これまた不謹慎なのでしょうね。



競争社会に反旗を翻す、万人受けする心地良い主張、『ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン』。

ナンバーワンになんかならなくても、個々人が独自性を発揮して個性的で有れば、それだけでいいじゃないか。

いや、そんな風に積極的に、個性的である必要性さえもない。
存在していること、そのこと自体がオンリーワンであって、素晴らしいことなのだ。



この世の中は、ナンバーワンになることや、それを目指すことは、素晴らしいことだとされて来ました。

そのように、教育されて来たからなのか、いや、恐らくは、教育される遥か以前から、ナンバーワンになるということは、素直に、そして単純に、素晴らしいことなのでしょう。

ただ、それよりも、もっとすばらしいことが存在する。
それがオンリーワンなのだ、と、SMAPも『世界に一つだけの花』で伝えているのです。



その素晴らしいオンリーワンの土台の上に、もうひとつ素晴らしいナンバーワンというものを付け加えることが出来れば、我々は大成功じゃないだろうか、と、そう言えるのではないでしょうか。

逆を言えば、ナンバーワンになれなくたって、オンリーワンという素晴らしさを、既に獲得しているのだから、成功には違いないのです。

と言うことは、我々は特段何もしなくても、素晴らしい存在に違いは無く、元々成功者だったのです。



然(しか)るに、オリンピックなどのスポーツの世界では、ナンバーワンにならなくては意味がないだろう、と言われる方がいらっしゃるのです。

実は、そう言われる方は、そう思い込んでいるだけじゃないの。
別に、そう思わなければ、そうでも無いじゃないか。

ちょっと考え方を変えれば、ナンバーワンだろうが、ナンバーワンでなかろうが、共に素晴らしいと思えるのだから。



ナンバーワンを目指して、ナンバーワンになれなくても、その努力は素晴らしいものである、という見方ではなくて、ナンバーワンでもナンバーワンでなくても、素晴らしい、ということなのです。

両者の根底に有る、ものの見方の違いについて、お分かりになりますでしょうか。

ナンバーワンになれなかったから、次なる「オンリーワン」という価値観を探し出し、「自分にはオンリーワンがあるじゃないか、自分もまだまだ捨てたもんじゃないんだ」と、自分を慰め、納得させるのではなくて、ナンバーワンを獲得する競争に参加する前から、自分は素晴らしかったのです。



・・・と、このようにいい事尽くめで、自分に都合が良いように、解釈してしまっても良いものだろうか?

落とし穴は、存在しないのだろうか?



現実には、業界ナンバーワンでなく、技術や商品がオンリーワンでもない企業は、次から次へと潰されていきます。

ナンバーワンでなく、オンリーワンでもない個人も、次から次へと、社会の表舞台から駆逐され、抹殺されていきます。

『オンリーワン最高!』という価値観を高らかに掲げたけれど、ただ考え方を変えただけでは、どうにもならない、そんなことも有るのです。



自称「オンリーワン」は、「オンリーワンでは無い」との、他からの評価で、ズタズタにされる。

他人との比較を嫌って、オンリーワン思考を導入したのに、他人との比較からオンリーワンを否定され、序列を付(ふ)されるのです。



あなたの勤めている会社が、潰れてしまいました。

さあ、あなたは、それでも、潰れた会社でナンバーワンを目指せますか。
潰れた会社に於いて、オンリーワンで居続けられますか。



例えば、会社に於いて、「俺は、ナンバーワン競争なんかに、左右されることなく、仕事をして来たのだ」、と言ったところで、そんなオンリーワンを装う威勢は、会社亡き今、虚勢であったことが分かります。

たぶん、あなたは、会社と一蓮托生であったことを思い知らされるでしょう。



会社という掌の上で、ナンバーワン競争をさせて貰っていたことを、客観的に確認させられるでしょう。

資格を取らず、手に職を付けることを怠り、兼業もせず、資産運用もしていない。

とにかく、あなたは、オンリーワンになるための努力を、何もして来なかったのです。
オンリーワンじゃなく、会社オンリー人間であったことを思い知るのです。



全財産を預金している銀行が、潰れたとしましょう。
さあ、あなたは、それでも、呑気にナンバーワン競争に没頭できますでしょうか。

お金を失い、次々と命を絶っていく、人の世の儚(はかな)さ辛さに関係なく、オンリーワンで居続けられるのでしょうか。



財産をドルにもユーロにも変えていない、絵画やゴールドも買っていなければ、もちろん、財産を海外に逃がすことなんかもしていない。

あなたは、今まで、オンリーワンになるための努力を、何もしていなかったのです。

あなたは、オンリーワンじゃなく、銀行オンリー人間であったことを思い知らされるのです。



1000兆円の借金の重みに耐え切れず、日本が潰れてしまいました。
さあ、それでも、何かのナンバーワンを狙いますか。

国が無いのに、国のナンバーワンになりたがりますか。
いや、そういう目標を掲げますか。



さあ、あなたは、国が無いのに、オンリーワンで居続けられるのでしょうか。
英語は使えず、海外なんかも行ったことがない。

日本で蓄えた資産は、紙切れ同然、努力や実績は、屑同然です。
あなたには、オンリーワンになるための、努力のカケラすら見当たりません。



あなたは、オンリーワンじゃなく、日本オンリー人間であったことを思い知らされるのです。

会社や銀行、日本が潰れた翌日からは、ナンバーワンやオンリーワンなどを考える余裕など無くなり、どうやって生きて行くかで、頭が一杯になるのです。



結局あなたは、オンリーワンではなく、会社で上から何番目であるかを競っていたことに、銀行に預けたお金の量が、幾らなのかを競っていたことに、日本でどの位の地位に居て、他人と比較してどの程度の幸せであるのかを、競っていたことに気付くのです。



ナンバーワン思考は、表面上凋落したかのように見えて、実は、依然として主流であり続け、オンリーワン思考は大流行しているかのように見えて、誰一人としてオンリーワンには成り得ていなかったのが、分かってしまうのです。

オンリーワン、オンリーワンと口にしながら、会社でのナンバーワンの競争に巻き込まれ、オンリーワン、オンリーワンと称しながら、金持ちナンバーワンを目指し、オンリーワンを気取って、幸せナンバーワン日本人と思いたがったのです。



SMAPの歌う『世界に一つだけの花』。世界に一つだけの花は、世界で一つだけなのだから、オンリーワンには違いありません。

しかし、世界に一つだけの花が、他の花達と競争してしまったら、どうなるのでしょう。

例えば、競争の結果、3番になったとしましょう。

世界に一つだけの花は、つい先頃までオンリーワンで居られたものが、忽ちの内に、上から3番目に成り下がってしまいました。



3番。
別に3番でなくても、例えば、トップでもいいんです。

トップでも同じこと。いつ抜かれるか分からない、ギリギリトップって感じの危ない所へと、成り下がったというような気が致しませんか。

ナンバーワンの競争を、したい奴は勝手にすれば良いけれど、オンリーワンを汚す、愚行のように思えてなりません。



もともと特別なオンリーワンに、素晴らしいナンバーワンを加えることが可能なら、それが1番良いのだけれど、ご存知のとおり、ナンバーワンの競争をしてしまった途端に、オンリーワンは失われてしまうのです。

ですから、ナンバーワン思考は、決して、してはならない、ということが言えてしまうのです。



もし宜しければ、ここで、『世界に一つだけの花』を、何回か読み返してみましょう。
歌ってみましょう。



again



『世界に一つだけの花』

作詞:槇原 敬之 作曲:槇原 敬之 歌:SMAP

♪花屋の店先に並んだ いろんな花を見ていた♪
♪ひとそれぞれ好みはあるけど どれもみんなきれいだね♪

♪この中で誰が一番だなんて 争うこともしないで♪
♪バケツの中誇らしげに しゃんと胸を張っている♪

♪それなのに僕ら人間は どうしてこうも比べたがる?♪
♪一人一人違うのにその中で 一番になりたがる?♪

♪そうさ僕らは 世界に一つだけの花♪
♪一人一人違う種を持つ その花を咲かせることだけに♪

♪一生懸命になればいい♪



♪困ったように笑いながら ずっと迷ってる人がいる♪
♪頑張って咲いた花はどれも きれいだから仕方ないね♪

♪やっと店から出てきた その人が抱えていた♪
♪色とりどりの花束と うれしそうな横顔♪

♪名前も知らなかったけれど あの日僕に笑顔をくれた♪
♪誰も気づかないような場所で 咲いてた花のように♪

♪そうさ僕らも 世界に一つだけの花♪
♪一人一人違う種を持つ その花を咲かせることだけに♪

♪一生懸命になればいい♪
♪小さい花や大きな花 一つとして同じものはないから♪

♪NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one♪



そうすれば、オンリーワンというものが、益々見えて来るのです。

ナンバーワン思考や、ナンバーワンの競争、他人との比較を、決してしてはならないこと。

世界に一つだけの花を、他の花と比べてしまえば、その瞬間に“一つだけ”ではなくなってしまうのです。



あっ、それから、まずは、生き抜かなければ、オンリーワン気分を享受できないということ。オンリーワンを、たっぷりと味わえないのです。

世界に一つだけの花も、鉢にある土が腐れば枯れます。
今まで貰っていた水が止まれば、枯れてしまいます。



今後も生きていくために、別の鉢を用意しておく必要があるし、水の補給先も、幾つか確保しておく必要があるのです。

会社や、銀行が潰れたり、日本の国が潰れたりしても、生きていかれるように、準備しておく必要があるのです。



Re: 『価値辞典』第63号〜【考察】SMAP世界に一つだけの花
読者Harunaさんからのメール(2004年2月11日 3:25)


はじめまして。
毎回楽しく『価値辞典』を読んでおります。

さて、第63号〜【考察】SMAP『世界に一つだけの花』〜の件で、今回は、どうしても、頭ごなしに競争を否定されては、あまりにも悲しく思い、相違意見のメールをしております。



私は3歳のときからバレーを習い、世界一のバレリーナになりたいと思っていました。

しかしながら、他のことにも興味を持ちすぎ、練習時間が足りずにバレーを諦める事を決意。

仕事の都合でニューヨークに滞在、ひょんなことから再度バレーと関わりを持つことになりました。

その時から、“世界一のバレリーナになりたい”という昔の熱き思いが、私の中を駆け巡っております。



あの頃、“ナンバーワン”を目指していたんです。
現在、充実した生活を送っており、バレーを諦めたことに悔いはありません。

それでも、ナンバーワンを目指して頑張っていた昔の私に“愚行”だなんて言えません。

辞めてしまったとはいえ、その時の経験が今の私を作っているのですから。
その時の気持ちに負けまいという気持ちで、今の自分が頑張っていけるのですから。



確かに、ただ比較するだけというのは愚行だと思います。私もそれには賛成です。

しかし、人間は競争することによって、よりすばらしい技術・思考などが生まれ成長していくのです。

競争するからには、やはりナンバーワンを目指すことは大事だと思います。
それは常に自己を磨きたいという現われだと思いますから。

ただこれは、世界が認めるナンバーワンというのではなく、自分が納得できるナンバーワンという意味です。

ひょっとしたら、それがオンリーワンを目指している事になるのでしょうか?



価値観というものは、個々人によって違うから面白いのだと思います。
また、いろんな人の意見を聞くことで、自身の価値観にも多少の変化があるのではないでしょうか。

ですから、私のメールは単なる一意見として参考にして頂ければと幸いです。
決して、相違意見を押し付け、考えを悔い改めよと言っているわけではありません。

人それぞれ経験が違えば価値観も違う旨理解した上で、今回のメールを送っているつもりです。

もし、このメールで気分を害されたとしたら、本当に申し訳なく思います。



取りとめもなく書いてしまいましたが、今後も楽しみにしておりますので、いろいろな価値観お聞かせくださいませ。

末筆ではございますが、『価値辞典』様のご健康とご発展をお祈りいたします。



世界に一つだけの花に関して
読者zilchさんからのメール(2004年2月8日 6:09)


いつも関心しながら購読させていただいております。
今回の詩の話とても素晴らしいのですが、私としては6年程前に、この詩のルーツとも言える漫画を知っています。

それは、週刊少年ジャンプに連載されていた、「きままな天使てんてん」というギャグ漫画です。

単行本にもなっており、現在でも本屋さんや古本屋さんで売られています。
この漫画は、絵の力量が今一であまり注目されてはおりませんが、ストーリーはまさしくこの詩そのもので、当時30代の私が感心しながら読んでおりました。



内容は天国で、人間達の一人一人に才能の種を入れて現世に生まれさせるという設定で始まります。

その種は「さい種」(才能の種)と呼ばれ、一人一人に入れられて人はこの世に生まれ各自の努力により才能を開花させるという物です、勿論花を咲かす事無く一生を終える人もいるのですが・・・。

その「さい種」を入れ忘れた、「グータラな天使てんてん」が入れ忘れた少年の元に降り少年の本当の「さい種」を一緒に探すというストーリーです。



とてもおもしろい展開で毎週読んでいましたが、スマップの歌うこの歌を聞いた時ふと思いだしたのですが、誰もこの事を言う人がいませんでした。

この漫画のような子供達に夢と希望だけでなく人生で自分の才能を開花させる厳しさも同時に教えるという物をもっと広めて欲しいなと感じています。

機会がありましたら、一度てにとってみてください。

絵的には「うーん」ですが、キャラの設定やストーリーの基盤にある物は実に面白いとおもいます。


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