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閑けさや岩にしみ入る蝉の声!油蝉(アブラゼミ)

7月にクマゼミ、8月にはアブラゼミ、9月にはツクツクボウシが現れる。クマゼミは公園、アブラゼミは人家、ツクツクボウシは桜の木と、狩猟民族だった幼き日の記憶がそう語ります。

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閑けさや岩にしみ入る蝉の声!油蝉(アブラゼミ)


閑けさや
岩にしみ入る蝉の声


「閑けさや岩にしみ入る蝉の声」 松尾芭蕉




岩にしみ入るかね蝉のあのガチャガチャが。
そして芭蕉翁はしずかだと言われる。

あの夏の蝉の声。
部屋で窓を閉め切っていてもうるさくてしょうがない。




なのにしずかだとは。
これはもう精神的にどこかへとトリップしているに違いない。

ここに居ながらにしてここに居ないという状況である。

または、蝉がここに居ても居ないことにする。
もって、蝉が鳴いていても鳴いていないことにする。

心頭滅却すれば火もまたすずし。
である。

集中すれば蝉なんか鳴いていない。




それにしても、あのうるさい蝉の鳴き声を「蝉の声」だって。
誰かのつぶやきのように表現している。

蝉が何かを言っているような表現である。

鳴いて1週間。
もうすぐ命は果てるのだ。




うるさくなんかない。
生きている証なのだ。

生きているっていう主張に聞こえるのである。

人間も生きてるか死んでるか分からない奴の鳴き声はうるさくてしょうがない。
でも、生きてるっていう主張は実に心地よいものである。




クマゼミが現れると、本格的な夏の到来だ。

アブラゼミが現れると、「もう夏も残り少ないよ」と寂しくなったものだ。



2005.08.12 油蝉(アブラゼミ)
油蝉(アブラゼミ) 油蝉(アブラゼミ)



ツクツクボウシが現れた日にゃー、完全に夏は終わり。
水泳も虫取りも、そして、楽しい楽しい夏休みも、すべてが終わりなのだ。

思い起こせば、あのすばしっこいツクツクボウシ、桜の木を次から次へと捜し歩き、捕まえるのに苦労したのものである。

大人になってからは、とんとお目にかからない。























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