宗派:高野山真言宗
本尊:千手観世音菩薩
創建年:・弘仁6年(815年)
開基:空海(弘法大師)
正式名:普明山 真光院 熊谷寺
札所:四国八十八カ所霊場第八番札所
本尊真言:おん ばさら たらま きりく
御詠歌:薪とり 水くま谷の 寺に来て 難行するも 後の世のため
住所:徳島県阿波市土成町土成字前田185番地
駐車場:50台 境内まで徒歩3分
宿坊:なし
鉄道:徳島線鴨島駅下車5.8km
自動車道:徳島自動車道土成ICから約2.0km
7番 十楽寺 ⇒4.2km⇒
8番 熊谷寺 ⇒2.8km⇒
9番 法輪寺
見所
熊谷寺爛漫桜
写真は冬のものであるが春の爛漫桜は一度ぜひとも拝みたいものである。
山門(仁王門)
和様と唐様(禅宗様)の折衷様式県指定重要文化財。
四国八十八ヶ所霊場の木造山門では最大規模。
境内より離れているために見逃さないようにしたい。
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四国八十八箇所霊場第八番札所 普明山 真光院 熊谷寺
第8番札所
ふみょうざん しんこういん くまだにじ
普明山 真光院 熊谷寺
四国八十八箇所霊場第八番札所である熊谷寺(くまだにじ)は徳島県板野郡阿波市にある高野山真言宗の千手観世音菩薩を本尊とする寺院である。
正式名は普明山(ふみょうざん)真光院(しんこういん)熊谷寺(くまだにじ)。
弘仁6年(815年)、空海(弘法大師)が修行をしていた時、熊野権現が現れて1寸8分(約5.5cm)の金の観音像を授けたとされている。
そこで一刀三礼(いっとうさんらい=仏像などを彫る態度が敬虔な様子)して霊木に等身大の千手観世音菩薩を刻み、その胎内に金の観音像を納めて本尊としたという。
本尊は、昭和2年(1927年)の火災により本堂とともに焼失、その後造立(ぞうりゅう)されている。
山門(仁王門)
山門(仁王門)は貞享4年(1687年)建立のもの。
高さ13mの二重門で四国八十八ヶ所霊場で最大である。
門の下は舗装されていて普通車までなら通ることができる。
これより100m北上すると境内に至る。
中門(二天門)
こちらは増長天、持国天(二天)を安置した中門である。
鐘楼
勇壮にそびえ立つ鐘楼。
本堂
んっ。
「鵠沼 良卓」の下に「金運大吉 斉藤ひとり」。
おや、どこかで、って、以前に全国高額納税者番付上位常連であったお名前のお札が貼られているじゃないか。
いや今後、この方の名前は札所のあちこちで見かけるようになるのである。
ここに確かにお参りに来たということなのだろう。
四国八十八ヶ所を巡礼することを「打つ」というけれど、どうも昔は巡礼の証に木の札をお寺の柱などにを打ち付けたということで、打つとはそこからきているようである。
江戸時代に入って木の札が紙の札に変わり、今ではお札貼り付け禁止という札所も多くあるとのことである。
なお、神社仏閣に参拝をした記念として貼るお札を千社札(せんじゃふだ)というらしい。
多宝塔
高さ20mほどの多宝塔は安永3年(1774年)建立であり、四国八十八ケ所霊場中最大最古のものである。
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